海陸複合一貫輸送のご提案

海陸複合一貫輸送のご提案

グループ全体で3,300台以上のトレーラーを保有し、国内最大規模の海陸複合一貫輸送を実現しています。

お客様の貨物をトレーラーで集荷し、海上輸送を利用して指定の配送先まで運ぶ海陸複合一貫輸送。グループ全体で保有する3,300台以上のトレーラー、充実した航路網、全国各地の物流拠点を活かし、お客様の貨物を確実に輸送する充実したサービスを展開しています。

海陸複合一貫輸送のご提案

海陸一貫輸送を推進する栗林商船グループの強み

6隻のRORO船と、全国を結ぶ定期航路を展開

RORO船は⾞両甲板を持ち、トレーラーが⾃⾛して乗下船できる貨物専⽤船です。北海道(苫⼩牧、釧路)、仙台、東京、清⽔、名古屋、⼤阪を結ぶ強⼒な海上輸送ネットワークを構築しています。

6隻のRORO船と、全国を結ぶ定期航路を展開

日本全国をカバーするネットワークを活用し、お客様のニーズに対応する集荷配送サービスを提供

栗林商船の定期航路における貨物の集配送を一元的に管理するシステムを導入し、グループ各社が連携して高品質なサービスを提供しています。
また、グループ各社の連携によって、自社航路を持たない地域への貨物輸送にも対応。北海道から沖縄まで日本全国をカバーするネットワークを構築。RORO船各船は、苫小牧を起点として寄港地を日ごとに変えながら、1週間で1航海の運航を行っており、定曜日サービスを実現しております。

日本全国をカバーするネットワーク

国内最大級の3,300台を超える
トレーラーと、1日に稼働可能なトレーラーヘッド1,000台を保有

就航している各拠点に、多種多様なトレーラーを保有しています。3,300台を超えるトレーラーは国内では最大級で、冷凍コンテナシャーシの導入も進めています。

3,300台を超えるトレーラーは国内では最大級

集荷から配送までシームレスに提供、
北海道~大阪に13拠点23の倉庫、ヤードや荷役機能も充実

グループ各社が連携し、集荷・配送はもちろんのこと、荷役や倉庫に至るまであらゆる物流ニーズにお応えします。

北海道~大阪に13拠点23の倉庫
栗林商船グループの港湾荷役・貨物集配・陸上運送

グループ連携の港湾荷役と集配力で、海陸一貫輸送の物流効率化を支えます。

海陸複合一貫輸送の仕組み

集荷から配送まですべてを請け負い、海陸一貫輸送によるドアtoドアを実現します。

海陸複合一貫輸送の仕組み

海陸複合一貫輸送事例

CASE

北関東から関西への板ガラス輸送(AGC株式会社様)

AGC株式会社様は、茨城県から兵庫県までの板ガラス製品を輸送しています。従来はトラックによる陸上輸送のみで対応していましたが、近年のトラックドライバーの確保難や労働時間規制の影響により、年間を通じて安定的に輸送できる陸上輸送以外の手段の確保が課題となっていました。

以前

  • AGC株式会社様は、茨城県から兵庫県までの板ガラス製品を輸送している。
  • 従来はトラックによる陸上輸送のみで対応していた。

課題

  • 近年、トラックドライバーの確保難や労働時間規制の影響により、繁忙期だけではなく年間を通じて安定的な輸送手段の確保が課題化。
  • 陸上輸送以外の代替手段を早急に整える必要があった。

採用した解決策

弊社の東京〜大阪航路を活用した海上輸送へ一部切り替え、モーダルシフトを実施しました。
あわせて板ガラスの海上輸送にも適した専用車両を導入し、輸送品質と作業効率を高めました。

改善効果

海上輸送を組み合わせた複合輸送により、安定した輸送体制を構築しました。その取り組みが評価され、海上輸送の利用拡大を進めています。CO2排出量はモーダルシフトを導入した輸送経路において、従来比で54%削減しました。

北関東から関西への板ガラス輸送(AGC株式会社様)

CASE

苫小牧―釧路間のRORO船を活用し、衣料品・くらしの品・食料品の一部を海上輸送で店舗配送(イオン北海道株式会社様)

イオン北海道株式会社様は、物流の「2024年問題」に対応するモーダルシフトとして、トラック依存を減らし安定輸送を実現しました。ドライバー不足の緩和とCO2排出削減を同時に進め、今後は釧路周辺から根室エリアまで順次拡大。冬季の荒天や災害時にも強いBCP輸送手段として期待されています。

背景と課題

  • 物流分野の社会課題である「2024年問題」への対応として、イオンとしてモーダルシフト推進や共同配送の拡大を掲げていた。
  • またトラック輸送だけに依存した体制では、今後の安定供給や持続可能性に課題があった。

採用した解決策

海上輸送の実証実験を経て、課題を洗い出して改善。弊社のRORO船運航日に合わせ、月・火・金・土にくらしの品と衣料品の一部を海上輸送へ切り替えました。
食料品は物量が増えトラック積載が困難な場合に海上輸送を組み合わせる運用とし、通常稼働できるオペレーションを構築しました。

改善効果

海上輸送の導入により、トラック便数削減とドライバー不足の緩和、CO2排出量を従来比56%削減しました(1輸送あたり)。
さらに、冬季の降雪や災害により陸路・鉄道が遮断された場合の代替ルートとして、本輸送をBCPにおける有効な輸送手段として位置づけています。

苫小牧―釧路間のRORO船を活用し、衣料品・くらしの品・食料品の一部を海上輸送で店舗配送(イオン北海道株式会社様)

CASE

北海道から関東への農産物輸送(株式会社湖池屋様)

株式会社湖池屋様では、北海道東部(道東地区)で生産・取り扱う農産物を、苫小牧―北関東航路を利用して埼玉県へトレーラー輸送していました。
しかし近年、運転手不足の深刻化や労働時間規制の厳格化への対応が必要となり、陸送・海上輸送を含めた全体の輸送効率と安定性の見直しが課題となっていました。

以前

  • 道東地区で生産した農産物を苫小牧港まで陸送(300km以上)
  • 苫小牧港から北関東向け航路を利用
  • 到着後、トレーラーで埼玉県へ納品

課題

  • ドライバー不足・労働時間規制への対応が急務
  • 道東 → 苫小牧の陸送距離が長く、乗務員確保が難しい
  • 陸送コストが高止まり
  • 輸送の安定確保にリスク

採用した解決策

湖池屋様は、輸送の一部を栗林商船の「釧路―東京(品川港)航路」へ切り替えました。
これにより、北海道内の長距離陸送を見直し、集荷ルートそのものを短縮。ひがし北海道の結節港である釧路港へ直結する形で海上輸送に接続できる体制を構築しました。

改善効果

北海道内の陸送距離が約半減したことにより、集荷や横持ちの負担が軽減しました。その結果、乗務員の確保が容易になり、運航計画の安定化に寄与しました。また、モーダルシフトの効果によりCO2排出量を約30%削減したことから、安定した輸送品質と持続可能な物流体制の両立を実現しました。

北海道から関東への農産物輸送(株式会社湖池屋様)
イオン北海道様のモーダルシフト支援が令和7年度物流パートナーシップ優良事業者を受賞しました。

物流の2024年問題への対応として、イオン北海道と栗林商船が連携し、店舗への商品配送の一部をRORO船併用へ切り替えるモーダルシフトに取り組み、トラック配送を継続しながらのハイブリッド配送を実現しました。
本取り組みにより、ドライバー人時を約36%削減するとともに、CO2排出量を年間約24%削減し、持続可能な地方店舗配送体制の構築に貢献しました。トラック運行距離および勤務時間の短縮を実現した点が評価され、「強靭・持続可能表彰」を共同受賞しました。

ニュースリリース

主要トレーラー車種一覧

13mアルミウイングトレーラー
13mアルミウイングトレーラー
13m平トレーラー
13m平トレーラー
13m低床平トレーラー
13m低床平トレーラー
13mアコーディオン式トレーラー(右:開放状態)
13mアコーディオン式トレーラー(右:開放状態)

13mアコーディオン式トレーラー(右:開放状態)

13m低床アコーディオン式重量物積載トレーラー(右:開放状態)
13m低床アコーディオン式重量物積載トレーラー(右:開放状態)

13m低床アコーディオン式重量物積載トレーラー(右:開放状態)

13mリーファートレーラー

13mリーファートレーラー

車種ごとの最大積載量など詳細は、お問い合わせください。
また、各種特殊トレーラーも所有しています。詳しくはお問い合わせください。

約款

1. 標準内航運送約款(国土交通省公示第205号、平成31年4月1日改正)(PDF:450KB)

2. 標準運送約款(国土交通省公示第252号、令和6年10月1日改正)(PDF:400KB)

  • なお、現在は乗組員の労働環境および健康保護の観点より、旅客運送の受付は行っておりません。