栗林商船株式会社

業績のご報告

 株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて当社第149期(令和3年4月1日から令和4年3月31日まで)が終了いたしましたので、事業の概況についてご報告申し上げます。

 当期の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、欧米諸国でワクチン接種が進んだことや各種政策の効果によ って景気回復の兆しが見られましたが、半導体不足を始めとするサプライチェーンの混乱や資源価格の上昇もあり、インフレの兆しが見え始めました。さらにロシアがウクライナに軍事侵攻を開始し、対抗措置として日本含む欧米諸国が大規模な経済制裁を開始したため、資源価格はさらに上昇し、予断を許さない状況が続いています。
 このような状況で当社は、主力の北海道定期航路で一般雑貨に持ち直しの動きが見られたものの、令和3年8月に日本製紙株式会社の釧路工場が事業終了したのに伴い配船を変更したため貨物輸送量では前年を下回りました。しかし近海航路で市況が上昇した結果、海運事業の売上高は434億2百万円、営業利益は3億6千1百万円となりました。
 ホテル事業は今年度も新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け48日間休業したこともあり、営業損失は5億6千万円となりました。
 不動産事業は順調に推移し、営業利益は2億6千2百万円となりました。
 以上の結果に令和3年7月に当社グループの一員となった北千生氣株式会社の利益を加え、当期の売上高は452億5千5百万円、営業利益は1億4百万円、経常利益は6億3千万円で、親会社株主に帰属する当期純利益は9千万円となりました。

 来期につきましては、新型コロナウイルスの影響が徐々に収束に向かう中、燃料油価格の上昇やインフレ圧力による景気への悪影響が心配され、厳しい状況が続くと推測されますが、引き続き安全で効率的な運航に心がけ、皆様のご期待に副うべく努力していく所存であります。
 株主の皆様には、今後ともなお一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願いいたします。

2022年(令和4年)6月

代表取締役社長 栗林 宏𠮷

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